こんにちは!「かえテク!」の定時デカエルです!🐸
皆さんは、Excelのスキルについて、最近どうお考えですか?
生成AIの進化が目覚ましい昨今、「もうExcelの関数やマクロは覚えなくてもいいんじゃない?」なんて声も聞こえてくる今日この頃です。
でも、本当にそうなのでしょうか?
私は、AIがどんなに進化しても、ある程度のExcelスキルは今後も必要不可欠だと考えています。
AIを最大限に活用し、仕事を「変える」ためには、Excelの基本的な理解がやはり重要になってきます。
今回の記事では、これからのAI時代に求められるExcelスキルについて、私の考えと、皆さんの仕事がもっと「早く帰る」ためのヒントをお届けしたいと思います!
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
AI時代でもExcelスキルは必要?
生成AIの登場で、Excelでの単純なデータ処理や、定型的な書類作成は格段に楽になりましたよね。
例えば、複雑なデータの整形も、AIにテキストデータとして貼り付けて「これを表形式にまとめて」とお願いすれば、あっという間にきれいなExcelデータとして戻してくれる…なんてことも可能です。
そう聞くと、「じゃあ、もうExcelの関数やマクロをイチから覚える必要なんてないんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。実際に、そう考えている方も一定数いると私も感じています。
しかし、私の考えは少し違います。たしかにAIは強力なツールですが、複雑な処理や、意図を正確に汲み取った指示は、まだ人間が行うべき部分が多いと思っています。
AIは「補助輪」、主役は私たち人間!
想像してみてください。AIに関数やマクロの作成をサポートしてもらう場面があったとします。
もし、Excelの機能を正しく理解していなければ、AIに適切な指示を出すこと自体が難しいですよね。
さらに、AIが提案してくれた内容が本当に自分の求めているものなのか、正しくExcelに反映できるのかも不安になります。
つまり、AIはあくまで私たちの仕事をサポートしてくれる「補助輪」のような存在。自転車の補助輪と同じで、最終的に自転車を動かすのは私たち人間なのです。
だからこそ、AI時代においても、ある程度のExcelスキルは今後も必要になってくると私は強く感じています。
AIと共存する未来で求められるExcelスキルレベル
では、具体的に「どの程度のExcelスキル」が今後必要になってくるのでしょうか?私の考える、AIを最大限に活用しながらExcelを効果的に利用していくためのスキルセットを3つの段階に分けてご紹介します。
1. 基本操作の理解(必須中の必須!)
これはもう、言わずもがな必須スキルです!
- セルの入力、編集、コピー&ペースト
- シートの追加・削除・名前変更などのシート管理
- 表作成、データの並べ替え、フィルター機能
- 基本的なグラフ作成(棒グラフ、円グラフなど)
これらの操作は、AIにどんなに高度な指示を出すとしても、最終的に私たち自身が手を動かす部分です。この基本がしっかり身についていれば、AIが生成したデータや提案をスムーズにExcelに落とし込むことができますよ。
2. 関数の目的と使い方の理解(高度な基礎〜中級)
ここが、AI時代におけるExcel活用のカギを握るところだと私は思っています。
- 個々の関数が「どんな処理」を行うのかを理解する
- 「どんな場面」でその関数を使うのが適切かを判断できる
例えば、売上データを集計したいときに「SUM関数」を使うべきか、条件に合うものだけ数えたいから「COUNTIF関数」を使うべきか、といった判断ができるレベルです。
特に重要な関数としては、SUM、IF、VLOOKUP(またはXLOOKUP)、COUNT系、日付関数などが挙げられます。これらの関数を適切に選択し、応用できるようになることで、AIに「このデータから特定の条件で売上を抽出する関数を作って」といった具体的な指示が出せるようになります。
AIも人間も、コミュニケーションの基本は「相手に伝わる言葉で話すこと」です。Excelの関数についても同じで、私たち自身が関数の言葉を理解していれば、AIとのやり取りは格段にスムーズになりますよ!

3. マクロ(VBA)スキルは「動かし方」と「仕組み」の理解へシフト
マクロについては、少し状況が変わってくるかもしれません。これまでは、VBA(Visual Basic for Applications)というプログラミング言語を使って、具体的なコードを自分で書くスキルが求められました。しかし、今後はAIがその強力なサポート役になってくれます。
- マクロの「動かし方」や「仕組み」を理解すること
- マクロで「どんな処理ができるのか」を把握すること
具体的にコードを書く作業はAIに任せられる部分が増えてきます。これにより、これまでマクロ作成に苦手意識があった方も、AIの力を借りて高度な自動化を実現しやすくなります。
ただし、AIが生成したマクロが本当に意図した通りに動くのか、不具合はないか、といったチェックや修正を行うためには、やはり基礎的な知識が不可欠です。AIに正しい要望を伝え、その結果を適切に評価できるスキルが、今後はより重要になるでしょう。
ExcelとAIを効果的に連携させるための実践テクニック
最後に、AIとExcelを組み合わせてもっと早く帰るための実践的なテクニックをいくつかご紹介しますね。
AIへの「プロンプト」は具体的に!
AIにExcelの作業を依頼する際は、具体的かつ明確な指示(プロンプト)が重要です。
- 例1:関数作成依頼
「A列にある商品コードとB列にある商品名を元に、VLOOKUP関数を使ってC列に価格を表示する関数をD列に作成してください。価格は別シート『商品マスタ』のB列にあります。」
- 例2:データ整形依頼
「このテキストデータをExcelに貼り付けた後、日付、商品名、数量、単価の4つの列に分けてください。日付はYYYY/MM/DD形式でお願いします。」
このように、目的、使う列、形式などを細かく指示することで、AIはより正確な結果を返してくれます。
AIの提案は必ず「自分で確認」する!
AIが生成した関数やマクロは、そのまま鵜呑みにせず、必ず自分で動作確認を行いましょう。特に、複雑な条件分岐や大量のデータを扱う場合は、少量のデータでテストし、期待通りの結果になるかを確認することが大切です。
もしエラーが出たり、意図しない動きをしたりした場合は、その内容をAIに伝えて修正を依頼しましょう。「〇〇というエラーが出ました」「△△のデータが正しく処理されません」といった具体的なフィードバックが、AIの精度向上にもつながります。
データリテラシーを高めよう!
AIはデータ処理の速度を上げてくれますが、データの「意味」を理解するのは私たち人間の役割です。
このデータは何を意味するのか、どんな傾向があるのか、何が問題なのか…。そういったデータの本質を見抜く「データリテラシー」は、AI時代においてますます重要になります。
Excelの基本的な操作や関数を理解しているからこそ、AIが処理したデータから意味のある情報を引き出し、ビジネス上の意思決定に活かすことができるのです。
まとめ:AIを味方につけてExcelマスターに!
いかがでしたでしょうか?生成AIの進化は目覚ましいですが、Excelスキルが不要になるわけではなく、むしろその「質」が問われる時代になってきたと私は考えています。
- 基本操作は必須!
- 関数の目的と使い方を理解し、AIとスムーズに連携!
- マクロは「動かし方と仕組み」を理解してAIのサポートを最大限に活用!
AIは、私たちの仕事をより効率的で創造的なものに変えてくれる強力なパートナーです。しかし、そのパートナーを最大限に活かすためには、私たち自身がExcelの基礎をしっかりと理解し、適切な指示を出し、AIの提案を評価する能力を持つことが不可欠です。
ぜひ、この記事を参考に、皆さんもAIを味方につけてExcelマスターを目指してみてください!そうすれば、きっとあなたの仕事はもっと「変え」られ、もっと「早く帰る」ことができるようになりますよ!それでは、また次回の「かえテク!」でお会いしましょう!🐸✨