こんにちは!仕事を「変える」、早く「帰る」ためのテクニックをお届けする「かえテク!」の定時デカエルです。
突然ですが、あなたはご自身のマウス操作に自信がありますか?
「マウス操作には自信がある。誰よりも速く正確にカーソルを動かせるし、今の作業スピードで特に困ってはいない」
…もしかして、そう思っていませんか?
それは素晴らしいことです。そのスキルはあなたの大きな武器です。でも、もしそのスピードが、まだ限界ではないとしたら…?
この記事は、「マウスでもう十分速いよ」と感じているあなたにこそ、読んでいただきたい内容です。なぜなら、そのスピードはショートカットキーを使えば、もっと、確実に速くなるからです。
なぜショートカットキーはマウス操作を超えるのか?
かつて「マウスでもう十分速いよ」と感じていた私が、それでもショートカットキーを強くおすすめする理由。それは驚くほどシンプルです。
ショートカットキーは、マウス操作に比べて
- ① 作業スピードが”段違い”に速くなる
- ② マウス操作よりも”ミス”が少なくなる
この2点において、圧倒的に優れているからなんです。
① なぜ “段違い” に速くなるのか?
その秘密は、キーボードとマウスの間の「手の往復運動」がゼロになることにあります。
例えば、作業中のウィンドウを一つ閉じるとします。
- マウスの場合:①右手をキーボードから離す → ②マウスを握る → ③カーソルを画面右上の「×」まで移動させる → ④クリックする → ⑤右手をキーボードに戻す
- ショートカットの場合:①左手で Ctrl + W を押す。(完)
どんなに速くマウスを動かせても、この5つの工程を1つの工程に短縮することは不可能です。この無駄な動きがなくなるだけで、あなたの作業スピードは、今あなたが思っているよりもさらに1段階、2段階上のステージに上がります。
② なぜ “ミス” が少なくなるのか?
スピードだけではありません。ショートカットキーは「操作ミス」を劇的に減らしてくれます。
マウス操作で、こんな経験はありませんか?
- ファイルをドラッグ&ドロップしようとして、隣のフォルダに入れてしまった
- Excelの小さなセルや、文字の選択をし損ねた
マウスは自由度が高い分、「手元のわずかな狂い」がミスに繋がります。一方、決まったキーの組み合わせで命令を出すショートカットやキーボードでの操作は、意図しない操作が起こりようがないのです。
速い上に、やり直しの手間まで省ける。これがショートカットキーのもう一つの隠れた強みです。
「でも覚えるのが…」という方へ【まずはこれだけ】
理屈は分かったけど、やっぱり覚えるのが大変そう…と感じるかもしれません。大丈夫です、一気に覚える必要はありません!
まずは、どんなPC作業でも必ず役に立つ「基礎中の基礎」である、この5つから試してみてください。
Ctrl + C(コピー) / Ctrl + V(貼り付け)
言わずと知れた超定番のショートカットですね。マウスで右クリックする手間が完全になくなります。
Ctrl + Z(元に戻す)
「あ、間違えた!」という時に、マウスで画面上部の「←」ボタンを探す必要がなくなります。
Ctrl + S(上書き保存)
キリの良いところでサッと保存する癖がつき、不意のフリーズからあなたの大切なデータを守ります。
Ctrl + F(検索)
Webページやデータの中から特定の単語を探すとき、目で探す必要がなくなります。
参考記事:検索機能のショートカット『Ctrl+F』使ってますか?
Ctrl + W(ウインドウを閉じる)
ウインドウやタブを即座に閉じることができます。
参考記事:簡単!キーボードだけで「ウインドウを閉じる」4つのショートカット
これら基本的なショートカットを覚えたら、マウスを持ったまま使えるショートカットキーを中心に覚えていく事をおすすめします。
参考記事:効率アップ!右手はマウスのまま、左手だけで使える便利なショートカットキー集【初心者向け】
そしてタスクスイッチャーまで使えるようになったら、劇的な時間短縮を実感できると思います!
参考記事:使用頻度・時間短縮効果ナンバーワン! タスクスイッチャー『ALT+Tab』でウインドウを瞬時に切り替える
まとめ:あなたの「最速」は、まだ先にあります
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
あなたの素晴らしいマウススキルは、決して無駄なものではありません。作業の中ではマウスのほうが早いものもあります。しかし、そこに「ショートカットキー」という新しい世界の扉を開くことで、あなたの仕事のパフォーマンスは、確実に今より高まります。
騙されたと思って、まずは一つ、次にウィンドウを閉じるときに Ctrl + W を試してみてください。その異次元のスピードに、きっとあなたは驚くはずです。
あなたの「最速」は、まだこの先にありますよ。