【脱・手作業】プログラミング知識ゼロ!生成AIに「スクショ」を投げてVBAを作らせる最強の自動化術

Excel
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こんにちは、定時デカエルです。

突然ですが、皆さんはこんな「単純作業の無限ループ」にハマったことはありませんか?

「Excelの名簿データを見て、Wordのひな型に入力して、PDFで保存して、また次の人の分をExcelからコピーして……」

これ、私が「定時デカエレヌ」だった頃、月末に必ずやってくるラスボス級の作業でした。手首は痛くなるし、コピペミスで金額を間違えて上司に雷を落とされたこともあります。まさに無理ゲー。

「VBA(マクロ)を使えば自動化できる」とは聞くけれど、「あの英語の羅列(コード)を見ると拒否反応が出る」「プログラミングなんて覚えられない」と諦めていませんか?

安心してください。今の時代、コードは人間が書く必要はありません。

今回は、「プログラミング知識ゼロ」のまま、生成AIに「スクリーンショット」を投げつけるだけで、Excel×Word連携の自動化ツールを作ってもらう最強コンボをご紹介します。

生成AIの登場でExcelの使い方が大きく変わりました。新時代のExcelに対するマインドセットはこの記事が参考になります。

攻略の鍵は「AIへの視覚情報(スクショ)渡し」

今回紹介するテクニックのすごいところは、VBAの難しい文法を覚える必要が一切ないことです。

やることは、ゲームで言うところの「オートプレイ」の設定に近い感覚です。
具体的には、以下の3ステップで完了します。

  1. やりたいこと(ExcelとWordの画面)をスクショする
  2. AI(ChatGPTやGemini、Copilotなど)にスクショと命令文を投げる
  3. AIが書いたコードをExcelにコピペして実行!

これだけで、Excelはただの表計算ソフトから、Wordやフォルダ操作までこなす「全自動ロボット」に進化します。

スクリーンショットをマスターしていない方はこちらの記事でマスターできますよ。

実践:振込通知書を自動で大量生産する

では、実際にやってみましょう。今回のミッションはこちら。

  • Excelにある「支払データ」を読み込む
  • Wordの「振込通知書ひな型」の該当箇所(氏名や金額)に差し込む
  • 個別のPDFファイルとして保存する

最終的には以下のような人ごとに記載内容が異なるPDFを自動で作成することを目指します。

Step 1:AIに投げる「素材」を用意する

まず、AIに「何と何を連携させたいか」を理解させるために、Excelのデータ画面とWordのひな型画面をスクリーンショットします。

ここでのポイントは、Word側に{{氏名}}{{金額}}のように、「ここを置き換えるんだよ」と分かりやすい目印をつけておくことです。

Excelのデータ画面のスクリーンショット
Wordのひな型のスクリーンショット

Step 2:AIへのプロンプト(命令)入力

いつも使っているAIに画像を添付した状態で、以下のプロンプト(命令文)を送信します。このプロンプトは、そのままコピペして使ってみてください。

スクリーンショットで添付したExcelのデータを読み込み、添付スクリーンショットのWordのひな型へ差し込んで、個別PDFとして保存するVBAコードを作成してください。

【要件】
データ連携:
- Excelの「氏名」列をWordの「{{氏名}}」という文字列の場所に置換。
- Excelの「振込金額」列をWordの「{{金額}}」という文字列の場所に置換。※金額は「¥#,##0-」の形式に整形すること。
- Excelの「日付」列をWordの「{{日付}}」の位置に置換。
- Excelの「支払日」列をWordの「{{支払日}}」の位置に置換。

出力:
- Wordで差し込み後、Excelファイルと同じフォルダ内に「PDF」として出力。
- ファイル名は「振込通知書_(氏名).pdf」とする。

重要事項(エラー回避のため):
- ExcelのVBAで「参照設定」をしなくても動くように、CreateObject("Word.Application")を使う「レイトバインディング方式」でコードを書くこと。
- Wordファイルが見つからないエラーを防ぐため、ファイルパスのチェックを行うコードを入れること。

その他:
- 実行中にWordの画面が見えると動作が重くなるため、バックグラウンド(Visible = False)で処理すること。
- 処理が終わったら「〇件のPDFを作成しました」とメッセージボックスを出す。
- Wordのひな型のファイルパスは以下とする。
(ここに自分のPCのWordファイルのパスを貼る)

※最後の「Wordのファイルパス」については後ほど解説します!

Step 3:発行されたコードをExcelに実装する

AIがズラーっと英語のコードを書いてくれます。「うっ、英語…」と拒絶反応を起こさないでください。中身は読めなくて大丈夫です。

生成されたコードをコピーしたら、Excelで以下のコマンドを入力して「開発モード」に入ります。

Alt + F11

すると、普段見慣れないグレーの画面(VBE)が開きます。これがExcelの「裏側」です。
左側サイドバーを右クリックして、メニューの「挿入」→「標準モジュール」をクリックし、出てきた真っ白な画面に、AIがくれたコードを貼り付けます。

大量のコードを貼り付けるときは、以前紹介したショートカットキーの記事を参考に、Ctrl + A(全選択)を使ってミスなく貼り付けましょう。

あとは、実行ボタン(▶マーク)を押すだけ。これで勝手にWordが起動し、次々とPDFが生成されていきます。まさに魔法です。

作成完了のメッセージが表示されます
Excelファイルと同じフォルダにPDFファイルが自動で保存されています

初心者がつまずきやすい「3つの罠」の回避法

「よし、やってみよう!」と思ったあなた。ちょっと待ってください。実は3つの「初心者殺しの罠」があります。これさえ知っておけば無敵です。

罠1:「ファイルパス」って何?どこにあるの?

AIへの指示の中に「ファイルパス」という言葉が出てきました。これはPC上の「ファイルの住所」のことです。これをAIに伝えないと、Excelは「どこのWordファイルを使えばいいの?」と迷子になってしまいます。

【攻略法:パスの取得コマンド】
ファイルの住所を取得するのは実は簡単です。

  • 対象のファイル(今回はWordのひな型)を「右クリック」する。
  • メニューに出てくる「パスのコピー」をクリックする。

これでクリップボードに住所がコピーされます。これをプロンプトの「Wordのファイルパスは〜」のところに貼り付ければOKです!
ちなみにショートカットキーはCtrl +ShiftCです。

罠2:エラーが出た!もうダメだ!

実行ボタンを押すと、「実行時エラー ‘424’: オブジェクトが必要です」のような謎のメッセージが出て止まることがあります。
ここで「やっぱり私には無理だったんだ…」と諦めるのは早すぎます。
AIはユーザーごとのPC環境は把握していないため、エラーは出るものと思ってください。

【攻略法:エラー画面もAIに投げる】
エラーが出たら、そのエラーメッセージの画面をスクリーンショットしてください。

そして、AIにこう伝えます。
「実行したらこのエラーが出ました。修正したコードをください」

これだけで、AIは「あ、ごめんごめん。ここが違ってたね」と修正版のコードを即座に吐き出してくれます。私たちはエラーの原因を考える必要すらありません。

今回のプロンプト例ではあらかじめ以下のエラー回避指示を入れていますが、これを入れなくても実際のエラー画面のスクリーンショット渡すだけでAIは的確に修正してくれます。

重要事項(エラー回避のため):
- ExcelのVBAで「参照設定」をしなくても動くように、CreateObject("Word.Application")を使う「レイトバインディング方式」でコードを書くこと。
- Wordファイルが見つからないエラーを防ぐため、ファイルパスのチェックを行うコードを入れること。

罠3:保存形式はマクロ有効ブック(.xlsm)!

ファイルを保存するときはファイル形式を必ず『マクロ有効ブック(.xlsm)』にしてから保存しましょう。通常のExcelファイルだとせっかく作ったVBAが保存されないので注意です。

まとめ:AIはあなたの「専属プログラマー」

いかがでしたか?
今回紹介した方法は、ExcelやWordだけでなく、フォルダの自動作成やファイル名一括変更など、アイデア次第で無限に応用が効きます。

かつて電卓を叩いて残業していた頃の私に、このツールを渡してあげたいくらいです。

「勉強してから使う」のではなく、「使いながら(AIに修正させながら)覚える」のが、最短で定時に帰るための攻略ルートです。ぜひ、明日の仕事でこっそり試して、何食わぬ顔で定時退社してください。

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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