失敗を恐れるな!PC作業の守護神「Ctrl + Z」とExcelを爆速にする「Ctrl + Y」徹底解説

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こんにちは!定時デカエル(@kaeteku)です。

仕事や日常生活を「変える」、そして早く「帰る」ためのテクニックを紹介する当ブログ「かえテク!」。

今回は、アルファベット最後の守護神である「Ctrl + Z」と、その相棒「Ctrl + Y」について解説します。

ショートカット界の「最古の四人」

ショートカットキーの世界には、PC作業をする全人類が必ず覚えるべき、圧倒的な知名度と利用頻度を誇る「4つ」が存在します。

  • Ctrl + C(コピー)
  • Ctrl + V(貼り付け)
  • Ctrl + X(切り取り)
  • Ctrl + Z(元に戻す)

私の勝手なイメージは「ショートカット界の最古の四人(レ・キャトル・ピオネール)」です。

「コピー・ペースト・カット」という、データを複製し、切り刻み、貼り付ける攻撃的な3人に対し、唯一「元に戻す」という慈愛に満ちた能力で私たちを守ってくれるのが、今回の主役「Ctrl + Z」なのです。

彼女がいるからこそ、私たちは「間違って消しちゃった!」「上書きしちゃった!」という絶望から、何度でも蘇ることができます。まさにPC作業における命綱です。
Ctrl + Zちゃん、いつも本当にありがとう!

参考記事:【Ctrl+C/V/X】「コピペ」と「切り取り」の違い、説明できる?基本のショートカットキー徹底解説

基本編:時間を操る「Ctrl + Z」と「Ctrl + Y」

この2つのキーは、PC上での「時間操作」を司ります。

Ctrl + Z:Undo(元に戻す)

時間を「過去」に戻します。
直前の操作を取り消して、一つ前の状態に戻してくれます。Wordで文章を消しすぎた時、Excelで数式を壊してしまった時、迷わずこれを押しましょう。
連続で押すと、押した回数分処理をさかのぼれます。

Ctrl + Y:Redo(やり直し)

時間を「未来」に進めます。
「Ctrl + Z」で戻しすぎた!という時に使います。Zで戻った世界を、「やっぱりさっきので合ってたわ」と取り消す機能です。

「Z」で行ったり来たりして、「Y」で調整する。
この2つはセットで覚えておくと、試行錯誤のスピードが格段に上がります。

参考記事:【保存版】ショートカットキーが覚えられない人へ!「覚え方」でマスターする Ctrl + A~Z 一覧

注意点:アプリによって「Y」は効かない

ここで一つ、重要な注意点があります。
すべてのソフトで「Ctrl + Y」が「やり直し」として機能するわけではありません。

特にクリエイターの方は要注意。PhotoshopやIllustratorなどのAdobe系ソフト、あるいは一部のテキストエディタでは、「やり直し」が以下のキーに割り当てられていることが多いです。

Ctrl + Shift + Z

もし「Ctrl + Y」を押しても反応がない、あるいは予期せぬ挙動をした場合は、焦らず「Ctrl + Shift + Z」を試してみてください。

応用編:Excelでの「Ctrl + Y」は魔法のキー

ここからは応用編です。実はExcelにおいて、Ctrl + Y は「やり直し」以上のとんでもない能力を隠し持っています。

それは、「直前の操作を繰り返す」という機能です。

「繰り返し」の魔法とは?

例えば、こんなシーンを想像してください。

  1. あるセルを「黄色」に塗りつぶした。
  2. 離れた別のセルも「黄色」にしたい。

通常なら、またマウスで塗りつぶしボタンを押しに行きますよね?
でも、「Ctrl + Y」を知っている人は違います。

別のセルを選択して、Ctrl + Y を押すだけ。

これだけで、「直前に行った『黄色に塗りつぶす』という動作」が再実行されます。これは塗りつぶしだけでなく、「行の挿入」「削除」「フォントサイズの変更」など、多くの操作で有効です。

塗りたいセルがたくさんある場合は、Ctrlを押しながらクリックで複数セル選択が便利です!

ちなみにこれ、他の人が作成したファイルでセルの色をそろえたいけど、標準の色じゃないからどの色かわからない…という場合に以外と使います。
塗りたい色が塗られているセルで塗りつぶしを押すと、「最近使用した色」にその色があるのでそれをクリックします。
その後、塗りたいセルでCtrl + YかF4を押すと同じ色がコピーされます。色の統一の仕方として覚えておくと便利です。

似た色が使われすぎていてどの色にしたらいいのかわからない場合

F4キーとの使い分け

詳しい方なら、「それ、F4キーでもできるよね?」と思ったかもしれません。その通りです。

  • F4キー:片手(左手)で押しやすい。右手でマウス操作をしている時に最強。
  • Ctrl + Y:ホームポジションから手を動かさずに押せる。キーボード入力中心の作業時に最強。

状況に合わせて最速の入力方法を使い分けましょう。

まとめ:失敗を恐れず、作業を加速させよう

「最古の四人」の一角であるCtrl + Zは、私たちに「何度でもやり直せる」という安心感を与えてくれます。このキーがある限り、PC作業における致命傷はほとんどありません。
Ctrl + Zちゃんがいなかったらと思うとゾッとします。

そして相棒のCtrl + Yは、単なる「やり直し」だけでなく、Excel作業を加速させる「繰り返し」の魔法も持っています。

この2つを無意識に使いこなせるようになった時、あなたの指先は時間を自在に操り、仕事のスピードは劇的に向上しているはずです。
さあ、恐れずにどんどん作業を進めて、今日も定時で帰りましょう!

▼ショートカットキー連載の全貌はこちら!
【保存版】ショートカットキーが覚えられない人へ!「覚え方」でマスターする Ctrl + A~Z 一覧

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