Outlook検索「高度な検索」はどこへ?AQSコマンドでメール探し地獄から脱出する時短術

Outlook
記事内に広告が含まれています。

こんにちは!仕事や暮らしを「変える」テクニックで、毎日をちょっと豊かに、そして早く「帰る」ためのお手伝いをするブログ「かえテク!」の、定時デカエルです。

以前、このブログで「Outlook(アウトルック)の検索でメールが出てこない」とお悩みの方へ、検索のコツをご紹介したのを覚えていらっしゃいますか?

(↓その記事がこちらです!)
「Outlook(アウトルック)の検索でメールが出てこない」とお悩みの人に(Outlook検索)

あの記事では、クイック検索のコツとして「"(ダブルクォーテーション)で囲む」ことや、「件名:」を使う方法、そして最終手段として「Ctrl + Shift + F」で呼び出せる『高度な検索』画面を使うと便利ですよ、とお伝えしました。

ところが、です。

最近のOutlookにアップデートしたら、「Ctrl + Shift + F を押しても、あの便利な”高度な検索”画面が出てこない!」「あのボタンはどこへ消えたの?」と困っている方、多いんじゃないでしょうか。

そうなんです。実は、最新のOutlookでは、あの分かりやすい専用画面が廃止(または機能が大幅に変更)され、検索機能が検索ボックスに統合されました。

その代わりに標準となったのが、検索ボックスに直接「コマンド」を打ち込んで検索する 「AQS (Advanced Query Syntax)」 という方法なんです。

「え、コマンド?なんだか難しそう…」と不安になった、そこのあなた。大丈夫です!

これは、以前の記事で紹介した 件名:"キーワード" というテクニックの、いわば)「完全版・上級編」のようなもの。

この記事では、”高度な検索”画面がなくても自在にメールを探し出せる、AQSの基本から実践的なテクニックまで、分かりやすく解説します。

これをマスターすれば、1日に何分も(人によっては何十分も!)かかっていたメール探しの時間がゼロに近づき、その分早く仕事を終えて「定時で帰る」ことができますよ!

さあ、一緒に「検索マスター」になって、快適なOutlookライフを手に入れましょう!

Outlookの「高度な検索」画面はどこへ消えた?

以前の記事で紹介した「Ctrl + Shift + F」で起動する「高度な検索」画面は、差出人や件名を細かく指定できる便利な機能でした。

ですが、最近のOutlookではこの機能が検索ボックスに統合され、実質的に「廃止」されてしまったんです。

その代わりに標準となったのが、検索ボックスに直接「コマンド」を打ち込んで検索する「AQS (Advanced Query Syntax)」という方法です。

例えるなら、レストランで店員さん(高度な検索画面)に細かく注文していたのが、食券機(検索ボックス)で決まったボタン(AQSコマンド)を押すスタイルに変わった、というイメージですね。

最初は戸惑うかもしれませんが、この「AQS」、ルールさえ覚えてしまえば、以前の何倍も速く、正確に目的のメールを見つけ出せる、最強の武器になるんです!

AQS検索の基本ルール(前回のおさらい)

AQSの基本はとってもシンプル。「プロパティ(何を):検索値(なにで)」この形で入力するだけです。

基本の型: プロパティ:検索値

これは、以前の記事で紹介した 件名:キーワード と全く同じルールですね。

「プロパティ」というのは、「差出人」や「件名」といった検索したい項目のこと。「検索値」は、探したい具体的な名前や単語のことです。

例えば、「山田さん」から来たメールを探したい場合は、検索ボックスにこう入力します。

from:山田

「:」(コロン)は半角でも全角でも大丈夫なことが多いですが、確実に動作させるために半角の:で入力するクセをつけるのがオススメです。

検索ボックスへはCtrl + Eのショートカットで一発アクセスできますよ

「だれから?」「だれへ?」を探す

人物に関する検索は、以下のコマンドが基本です。

  • 差出人 (From): from:山田太郎
  • 宛先 (To): to:鈴木さん
  • CC: cc:佐藤部長
  • BCC: bcc:高橋

「件名」や「本文」から探す

メールの内容で探す場合はこちらです。

  • 件名 (Subject): subject:会議 (または 件名:会議
  • 本文 (Body): body:緊急 (または 本文:緊急

「添付ファイル」の有無で探す

「あの資料、添付されてたはず…」という時に便利です。

  • 添付ファイルあり: hasattachment:yes (または 添付ファイル:あり
  • 添付ファイルなし: hasattachment:no (または 添付ファイル:なし

「いつ?」日付で探す

日付の指定もできます。これ、すごく便利ですよ!

  • 受信日 (Received): received:today (今日) / received:yesterday (昨日) / received:"this week"(今週)
  • 送信日 (Sent): sent:"last week" (先週) / sent:2024/10/30

【重要】検索精度を爆上げする「3つ」の黄金ルール

基本を覚えたら、次は検索の精度を劇的に上げるための「3つのルール」です。これを守るだけで、検索結果がウソみたいに絞り込めますよ!

ルール1:スペースを含む言葉は「””」(二重引用符)で囲む

これは、以前の記事でもお伝えした「完全一致検索」のテクニックですね。AQS検索では、これが最も重要なルールと言っても過言ではありません。

例えば、subject:月次 報告書 と入力すると、Outlookは「件名に『月次』または『報告書』が含まれるメール」を探してしまいます。これでは関係ないメールまでヒットしますよね。

そこで、subject:"月次 報告書" のように、" (二重引用符、ダブルクォーテーション)で囲みます。こうすることで、「件名に『月次 報告書』というフレーズが、この順番で、ひとかたまりで含まれるメール」だけを探してくれます。

「山田 太郎」さんのような姓名の間や、「株式会社 かえテク」のような会社名も、"で囲むクセをつけましょう!

ルール2:組み合わせは「AND」「OR」「NOT」 (大文字&半角スペース必須!)

複数の条件を組み合わせたい時は、論理演算子を使います。これがAQSの真骨頂です!

ここで守るべきルールは2つ。「①必ず大文字で入力する」こと、そして「②演算子の前後に必ず半角スペースを入れる」ことです!

ダメな例: from:山田ANDsubject:報告書 (大文字だけどスペースがない)
ダメな例: from:山田 and subject:報告書 (スペースはあるけど小文字)
⭕️ 良い例: from:山田 AND subject:報告書

もし小文字で入力したり、スペースを忘れたりすると、Outlookはそれを「接続詞」ではなく、ただの検索単語(「and」という文字が含まれるメールを探す)と勘違いしてしまいます。

「大文字」と「前後の半角スペース」、これはセットで覚えてくださいね!

  • AND (かつ):両方の条件を満たす
    例:from:山田 AND subject:報告書
    (山田さんから届いたメールで、かつ件名に「報告書」が入っている)
  • OR (または):どちらかの条件を満たす
    例:from:山田 OR from:鈴木
    (山田さんまたは鈴木さんから届いたメール)
  • NOT (〜ではない):その条件を除外する(- ハイフンでも代用可)
    例:subject:会議 NOT from:佐藤
    (件名に「会議」と入っているメールのうち、佐藤さんからのメールは除外

ルール3:コマンドは「日本語」より「英語」がオススメ

前回の記事でも 件名: という日本語のコマンドを紹介しましたが、実はこれ、PCの言語設定によってはうまく動かない場合があります。

一方で、subject:from: といった「英語」のコマンドは、どんな環境でも共通で動きます。

長く安定して使いこなすためには、できるだけ英語のコマンド(subject, from, to, body など)で覚えることを、私は強くオススメします!

【コピペOK】よく使うAQS検索コマンド一覧表

特によく使う、便利なAQSコマンドを表にまとめました。そのままコピーして、検索値(「山田太郎」や「レポート」の部分)だけ書き換えて使ってみてください。

検索したいこと AQSコマンド (英語推奨) コピペ用 構文例
差出人 from (または 差出人) from:"山田 太郎"
宛先 to (または 宛先) to:suzuki@example.com
CC cc cc:佐藤
件名 subject (または 件名) subject:"【重要】月次レポート"
本文 body (または 本文) body:議事録
添付ファイルあり hasattachment hasattachment:yes
受信日 (特定日) received received:2024/10/31
受信日 (期間) received received:2024/10/1..2024/10/31
受信日 (相対) received received:"last month" (先月)
未読メール isread isread:no
よく使うAQSコマンド リファレンス

よくある悩み:日本語(全角)がうまく探せない時の対処法

「コマンドは完璧なはずなのに、日本語の社名や名前がうまくヒットしない…」という時の、ちょっとしたコツをご紹介します。

  • 対処法1:とにかく「””」で囲む
    ルール1でもお伝えしましたが、これが一番効きます。特に「(株)」や「!」のような記号、全角スペースを含む場合は、必ず " で囲んで「完全一致」で探させてみてください。
    例: subject:"【至急】1月分のお願い(株)かえテク"
  • 対処法2:フリガナ(よみがな)で探す
    Outlookの連絡先に登録されている名前の場合、漢字ではなく「フリガナ」で登録されている情報(Yomi名)を検索しにいくことがあります。
    「山田太郎」でダメなら from:やまだfrom:やまだたろう で検索してみると、あっさり見つかることもありますよ。

【上級編】AQSを「辞書登録」して検索スピードをさらに爆速化!

さて、AQSコマンドの基本と応用ルールをマスターしたあなたに、もう一歩先の「神速」テクニックを伝授します!

それは、よく使うAQSコマンドを、お使いのPCの日本語入力システム(IME)に「辞書登録」してしまうという裏ワザです。

「え、そんなことできるの?」と思った、そこのあなた。これが驚くほど効果的なんです!

毎回 subject: や hasattachment:yes と英語で打ち込むのは、正直ちょっと面倒ですよね。特に、 AND や OR は「大文字で、前後に半角スペース」というルールを忘れて、検索がうまくいかない…なんて経験、ありませんか?

辞書登録は、そんな小さなストレスを一掃し、あなたのメール検索を”無意識レベル”の速さへと引き上げてくれますよ!

【メリットだらけ!】辞書登録で得られる効果

  • 入力が爆速に!
    「けんめい」と打って変換すれば subject: が、「てんぷ」と打てば hasattachment:yes が一発で入力できます。
  • 面倒なルール忘れ&タイプミスと無縁に!
    「大文字にする」「前後に半-角スペースを入れる」といったAQSの重要ルールを、登録する時に設定してしまえばOK。もう間違えることはありません!
  • 「いつもの検索」を定型文として保存できる!
    「山田さんからの月次報告」のように、頻繁に使う複雑な検索条件も丸ごと登録できます。

【コピペで登録!】おすすめ辞書登録パターン

ここでは、私が実際に登録していて「これは便利!」と感じるものを厳選してご紹介します。WindowsのMicrosoft IMEやGoogle日本語入力などで、ぜひ試してみてください。
辞書登録のやり方はこちらの記事で詳しく紹介しているので、辞書登録のやり方がわからない場合はまずこちらをご覧ください。

よみ登録する語句ポイント
ふろむfrom:基本中の基本コマンド
けんめいsubject:これも必須ですね
てんぷhasattachment:yesyesの後ろに半角スペースを入れておくと次の入力がスムーズ!
みどくisread:no未読メール検索も一瞬です
あんど AND 【超重要】 前後に半角スペースを含めて登録するのが神速のコツ!
おあ OR こちらも同様に、前後に半角スペースを入れましょう
のっと NOT 同上です!
やまだほうこくfrom:”山田 太郎” AND subject:”月次報告”【応用例】 このように、自分専用の検索セットを作ると本当に便利!

特に便利なのが あんど の登録です。前後に半角スペースを含めて登録しておくことで、「from:山田 あんど subject:報告」と入力・変換するだけで、from:山田 AND subject:報告 という完璧なAQS構文が完成するんです!

この一手間が、未来のあなたの残業時間を確実に減らしてくれますよ。

まとめ:AQSを制する者は、Outlookを制す!

今回は、Outlookの「高度な検索」に代わる新しい検索方法、「AQS (Advanced Query Syntax)」について、基本から実践までご紹介しました。

  1. 基本は プロパティ:検索値 (例: from:山田
  2. スペースを含む語句は "(二重引用符)で囲む (例: subject:"月次 報告書"
  3. 組み合わせは 大文字の AND, OR, NOT を使う
  4. AND等の前後に半角スペースを忘れずに!
  5. コマンドは英語(from, subject など)で覚えるのが確実
  6. よく使うAQSコマンドは辞書登録で爆速化

最初は少しとっつきにくいAQSですが、このルールさえ押さえれば、メール探しの時間は劇的に短縮できます。

加えて、メールの件名を規則正しく記載する、これを意識するとこの検索ルールがより強力なものになります!

浮いた時間で、本当にやるべき仕事に集中したり、少し早く仕事を切り上げてリフレッシュしたり…。まさに、仕事や暮らしを「変える」テクニックですよね!

ぜひ、明日からあなたのOutlookで試してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
定時デカエルでした。

タイトルとURLをコピーしました